2011年5月9日月曜日

石見グランフォンド2011(2011年5月8日 日曜日)

前日は、宿への道中、石見銀山に立ち寄り大森町を散策した。バスに乗らず2kmほど歩いて駐車場まで戻り、車に乗り込んだ直後、雲行きが怪しくなり小雨が降り始めた。15時頃宿「せんこうぼう温泉旅館」へ入った。 16時過ぎ小雨のぱらつく中を久手海水浴場に向かい事前受付を済ませた。島根県の酒屋「酒ゴリラ」大田店で、島根産の清酒と鳥取産の原酒を仕入れて旅館に戻った。大田と書いて「おおだ」と読む。OrcaにDHバーを装着して、温泉に浸かった。夕食は18時30分から。ビール、原酒、清酒を飲んで良い感じになって、22時頃就眠。朝は5時に目が覚めた。




歯磨き、トイレを済ませて、温泉に浸かり、5時45分から朝食。旅館の女将さんが「6時から!」と云うのを無理いって早めにしていただいた。6時15分には宿を後にし集合場所である久手海水浴場に向かった。天気予報は曇りのち晴れだったが、雲が厚く、山あいは霧がかかりかなり怪しかった。砂の多い駐車場でspikeがスタックして、周囲の人に手伝ってもらって脱出。その後、砂まみれになりながらバイクの準備を済ませ、bb1さんとスタート地点で合流した。

この山陰地方のサイクルイベントに特有なのか、昨年9月の出雲路センチュリーライドと同様、出走者はUCIプロツアー並にサインが必要。エイドも昨年のイベント同様、水補給は一人コップ一杯までとの制限があるため、ボトルは大小2本積みとした。

スタートは午前7時15分。一列、一人ずつスタートなので時間がかかる。総勢は540人程度とのこと。比較的前の方だったのでスムースに出発できた。大田市街中は信号が多く、しょっちゅう止まる。それを過ぎると以後ほとんど信号はなかった。昨日の酒が効いているのか、5日前の国東150kmが効いているのかわからないが足は最初から疲れていて全く回らなかった。1時間走ったところで蕎麦をふるまう高山そば道場の第一エイドに到着。手打ち蕎麦を一杯頂いた。この時には既に本降りとなりみんな結構ずぶ濡れになっていた。



そそくさと出発し谷峠を越えるとやがて桜江の小学校だか中学校だかのグラウンドの第二エイドへ。バナナなどもらい水を補給し出発。かなりの雨、有視界10mほどのひどい霧に加え、前日のアルコール、数日前の国東の疲れの残る足は回らないまま、邑南町の険しい山岳をなんとか登り切った。bb1さん、kouseiくんに遥かに遅れをとった。



下りは下りで濡れたしかも荒れたアスファルトの上に、枯れた草木の多い危険な道をゆっくりと下り、ようやく第四エイドに到着。昼食となった。ここまでの走行は82km程度。まだ半分来ていない。(第三エイドは140キロショートカットコース上のみなので200kmロングコース上にはなし)



昼食は驚くことに、バナナ1本とコンビニおにぎり4個。おにぎり2個は持てないので無理してなんとか3個のおにぎりを食べて残りの1個は背中のポッケに忍ばせた。足は撥ねた泥で汚れきっていた。ここで、140km、200km申告が必要だったのでロングの申告をして再出発。5-7%程度のだらだら登りが続いたが、このあたりから、リアタイヤが跳ねるような妙な感じがし始めた。



下りに入ったところでリアがうねって流れる動作に気づき、止まってみると空気が軽く抜けていた。手押しポンプで入れてみると6気圧程度まで入ったので、再出発したがやはり15-20km毎に空気が抜ける。パンクは明らかだったが抜けてしまうまではなく、第六チェックポイントの関門通過制限時間が気になったので約60kmの長い区間を騙し騙し走ってなんとか第五チェックポイントに到着。



半分リタイヤも覚悟していたが、ここでbb1さんとkouseiくんが待っていてくれた。kouseiくんは左膝を傷めたらしく、「先に出てゆっくり走っておく」と言い残し出発。ここからbb1さんの好意に甘えて引いてもらった。第六チェックポイントまでは20km少々。江の川沿いの道は綺麗で、午後は晴れ間がさすというより、かなり暑くなり良い天気となった。写真もここから結構写した。



途中、kouseiくんに追いつき土橋塾3連となり走行。第六チェックポイントには14時40分頃到着。関門制限は15時45分だったのでなんとか1時間前に着いて間に合った。bb1さんのボンベをお借りしてパンク修理。やはり小さな穴がチューブに空いていたようだ。快適な状態となり15時過ぎころ再出発。(結局、半パンク状態で80数kmを走行したことになった)



200kmロングコース最後の登り、三瓶山に入る。最初は7-8%、ときに14-17%を交えて登っていく。かなり休める区間も多く、WEBのビデオで見る程キツくはなかった。ただ、頂上のように見えてかなり下り、また登るというのを3回ほど繰り返し、そのたび結構な斜度を登るので、これが終わった足には堪えた。最後の第七チェックポイントでいただいた、特性のマンゴシャーベットが美味しかった。kouseiくんは、余力少ないと言って先にスタート。



僕も今日は自信がないので、bb1さんを残し、ちょっと先にスタートさせてもらった。後は下りのみだったが、時に現れる平坦路、ちょっとした登りは息がツラかった。大田市内でようやくkouseiくんに追いつき、並んでゴール。17時を目指したが1-2分遅れた。bb1さんもその後すぐにお友達と共にゴール。



最終結果は、9時間44分37秒/200km。平均速度20.5km/h、平均移動速度23.8km/h。積算獲得標高は2973mと3000mに満たなかった。あわよくば15時台、遅くとも16時30分とふんでいたのはかなり甘い考えだった。こんなキツイイベント初めてだと思った。bb1さんの山口県のお知り合いを加え、4人で撤収し、温泉津温泉(ゆのつおんせん)で汗を流し、520kmの長崎までの道を、kouseiくんと交代しつつ戻った。帰着は午前1時頃。道具をしまい込み、シャワーを浴びて、寝たのは2時30分頃だった。来年は多分出ない。

このイベント並じゃない。キツイ。得た自信も少なからずあるが、あまりにもきつかったので五島のトライアスロンに出ようという意欲がかなり削がれた。

その他の写真

前日の石見銀山の写真

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2011年5月4日水曜日

第30回ツールド国東(2011年5月3日)

今年のツールド国東は、前日が平日だったせいか、土橋塾からの参加は少なく、ざぼん夫妻、kouseiくんと私の4人のみ。


例年と異なり、スタート地点が杵築文化体育館、ゴール地点が灘手港と離れている。前日は嘉牛でロースステーキとすき焼を食って、テキーラで亀◯くんとじゅんくどうさんと遅くまで飲んでしまったので、朝6時10分にモーニングコールで起こされ食堂に行くもほとんど食べられず、部屋に戻るやいなやリバース。6時45分くらいから高速で杵築まで走り、到着は7時25分くらい。パーキングは最も遠方に案内された。下は泥と草と砂。自転車の車輪が埋まって進めないところもあった。早速準備して受付会場へ。

体育館前でざぼんさんが声をかけてくれて土橋塾4名集合。受付後にこれまた大分の真くん、K太郎くんが見つけてくれてしばし談笑。彼らはチームリベルラの新調したジャージをお揃いで着込んでいた。なかなかかっこいい感じに仕上がっていた。


スタートは500人弱ずつ3グループに分けられゼッケン順のスタートとなった。200番台だったので最初の組からスタート。しばらくは白バイの先導で30km/hペース。外れてからは35km/hペースとなった。いつも山岳が済んで、武蔵のJA近辺にあるエイドは今年は設置されていなかった。安岐町の第一給水ポイントはパスした。元大田中央公民館の第2エイドは立ち寄ってバナナ、購入して持ってきた乾燥梅干を補給。初めて試した「ここでジョミ」も一本補給。薄めたポカリも補給。以後も35-40km/hペースで進むが、kouseiくんはDHポジションをとっていて、平坦から軽い登りではぐんぐん加速し拔かれていく。ついていくのは大変だった。第3エイドが豊後高田の都甲中学校グラウンド。ボランティアの中学生たちと談笑しながらバナナなど補給し山へ。


真玉に戻って少し足がだれはじめたところに、4人編成のブルーグラス?のtrainに遭遇。しばらく引いてもらって回復。第4エイドの昼食会場へ向かった。ちょうど12時位に到着。まずたこ焼き2つ、豚汁、鶏飯、唐揚げ、お煮しめなど頬張り、バナナやいちご食べたりしているとkouseiくん到着。しばらく一緒に居たが、身体が冷え始めたので、先に出ることにした。20kmほど単独走行でダレていると、3人組のtrainに遭遇。これに混ぜてもらって復活。13時過ぎころからパラパラと雨が降り始め、国見辺りからは大粒の雨となった。以後国東からゴールまでひどい状態で、そのなかでも速いグループに混ざり引いてもらって5時間36分/150kmでゴール。14時26分だった。


かぼすジュースを飲み干して10分ほど待ったが、非常に寒いので車まで戻り着替えた。こういう悪天候のなか、ゴールからまた5-6km走ってもどるのは結構こたえた。スタートとゴールは同じ地点にして欲しい。

kouseiくんは15分くらい遅れただけだったようだ。二人で着替えた後は別府の明礬温泉で温まり、久留米経由で帰宅した。陽龍があいてなかったので、文治郎でとんかつ定食食べて寝た。

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ジオターゲティング